金子建設のこだわり
最近、天然素材や自然素材を謳っている会社が増えてきました。無垢材の良さが認められ、お客様に求められていることはとても嬉しいことです。
しかしながら、梁に集成材を使う、見えない部分に新建材を使う業者さんも少なからずいることも事実です。無垢材は新建材と比べても、決して高いものではありません。ただ、それを扱える職人が減ってしまっただけなのです。
家族が健康で幸せに過ごせる本物の家を、私たち金子建設と一緒に造り上げましょう。
金子建設の棟梁は木の性格や癖を熟知しています
無垢材は無垢だからこそ、ねじれ、割れ、曲がりなどがあります。無垢を使えばいい家になるわけではなく、木の性格、性質をよく読む能力が問われるのです。また、呼吸をする無垢材を組むため、木のねじれ、季節などをよく考えて手刻みで継手・仕口(柱を組む部分)を作っていきます。
金子建設の棟梁は「ほぞを、ほぞ孔よりもほんの僅かに小さく、しかし決して隙間の出来ることの無いよう」を心がけながら木材を手で刻みます。この「小さく」というのも、ただ単に小さくするのではなく、木にあった小ささがあります。大きければ、たたき込んだときに柱が裂け、小さければどんなに深く継いでも地震に弱い構造が出来ます。
例えば工場で大量生産するプレカットは浅い仕口を金属のプレートやボルトで固定するだけなのですが、金属の耐用年数はヒノキや杉よりも圧倒的に短く、「建築物の耐用年数=木材固定用の金物の耐用年数」になってしまいます。また、金属ボ ルトは木よりも堅く鋭利なため、地震が来るたびにボルトなどの金物が木材を傷つけて木を削っていきます。だから、木と木をつなぐのは木で行うのが一番なのです。そのためには深い継ぎ手を作り出す手刻みしかないのです。
この家は木材同士をつなぐ金物を殆ど使わず、楔やこみせんを使って固定しています。
柱と梁を止める金具もありません。
天然乾燥と人工乾燥
コストと時間の削減のため、人工乾燥させた木材を使うことが多くなっています。悲しいことに人工乾燥して作られた赤く変色したスギやヒノキの柱や梁はもう生きていないのです。
山から切り出された木が柱になるというのは、木にとって第二の人生が始まることです。自然乾燥させたスギやヒノキは生きているのでとてもきれいな色です。
金子建設は生きている木に感謝しながら大事に施工しています。